今シーズンの営業を終了しました。
7月7日(日)をもちまして、今シーズンの直売所の営業は終了いたしました。
長い間ご愛顧いただきありがとうございました。
気候の変動が激しく「普通」に栽培することが難しくなっている中、予定通りに始まって予定通りに終えることができたことは良かったかなと思います。
来シーズンにむけて、施設(ハウス)の温度を下げる設備の導入を予定しています。急速に進む温暖化への対症療法ですが、作物の品質を下げないようによく観察していきたいと思います。
露地野菜では、耕作放棄地を再生させて、にんじんやとうもろこしを栽培してきましたが、来年には地主さんに返却することになりました。良い土の状態になってきたところなので惜しい気持ちもあります。ただ、培った技術が失われるわけではないので、機会をみてまた栽培したいと思っています。
自然や社会環境、私たち自身も変化する中、同じ作物を栽培し続けることが良い選択かどうかはわかりません。場合によっては、作目を大きく変更しなければいけない時代がくるかもしれません。どのようなものを栽培したとしても、自分たちの大切にしていることを忘れずに栽培に励んでいきたいと思います。
食べものは長い期間、ある程度の量を食べ続けたときに多少人に影響があるものだと思います。みなさんの食卓のレギュラー選手になれるような作物を安定した品質と価格で提供できるように創意工夫をしていきたいと思います。
毎年のことになりますが、育んでくれた自然環境、先人たちの培ってきた技術、お客様やいっしょに働いてくれたスタッフ、携わってくれたすべての皆様に感謝したいと思います。ありがとうございました。
増川農園 増川英徳